【眞鍋オーナー】この新日鉄の30歳から36歳まで6年間、選手兼監督でプレイングマネージャーをさせてもらって、ここで監督業を勉強しました。日本一になるためにというプレッシャーのなかでしたね。やっぱりこの6年が私にとっては貴重な経験になりました。
【佐藤】気配りや目配りが重要なセッターというポジションで大活躍されていた眞鍋オーナーだからこそ、兼任ができたのかなと感じがします。
【菅原】めっちゃ褒めてますね。
【眞鍋オーナー】今日は2人ともキレイだからやりにくいですね……。
【菅原】出た。上手なんですよ~!
【佐藤】上手いですね。こうやって上げてくださるところが良いですよね。ありがとうございます! 今日はヴィクトリーナ姫路の歴史や、眞鍋オーナーご自身のことについていろいろお話をうかがっていきたいと思います。まずはヴィクトリーナ姫路というチームを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
【眞鍋オーナー】きっかけはね、これはあまり皆さんわからないと思いますが、日本以外の国では指導者も選手も全世界ほとんどプロです。日本だけがアマチュアスポーツ、企業チームが多いですよね。私は日本代表の監督を8年間やらせていただいて、当然、日の丸をつけて頑張りますが、客観的に見ると、ネットを挟んでプロとアマチュアが試合していますよね。プロとアマチュアが試合するとなると、やっぱりプロの方が生活かかっていますし、必死ですよ。だから日本にもプロチーム作れないかな……ということで、『日本初の女子プロチーム』という『プロ』の2文字をあえて入れました。これは今後、日本の男子バレー、女子バレー、日本代表が、もう一度、世界三大大会で表彰台に上がるためには、少なくとも世界と同じ土俵に乗らないといけないという思いで、わざわざ『プロ』にこだわってチームを作りました。
(中編に続く)
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