「社会人になって、初めて本格派の料理に感動した」「デートや新婚時代によく利用した店」など、その時々の思い出は、おいしい料理と一緒に思い出に残っているもの。
神戸の飲食店・商店街を、たくさんの思い出とともに紹介するガイドブック「オモイdeゴハン―神戸のグルメ・神戸の味覚・神戸の思い出―」が4月から神戸市内で配布されている。
長引く新型コロナウイルス感染症の影響により甚大な影響が生じているなか、神戸出身者をはじめとする神戸にゆかりのある人々から、ふるさと納税による寄付とともに「コロナに負けず頑張っているお店を応援したい」「思い出深いお店なのでこれからも利用し続けたい」と応援の声がたくさん寄せられた。
この寄付を活用し、神戸の魅力ある飲食店・商店街を市内外に発信するために製作されたのが「オモイdeゴハン」ガイドブックだ。
ガイドブックには84の飲食店と10の商店街が、その店を訪れた思い出のエピソードとともに紹介されている。
「tea room mahisa 元町店」(神戸市中央区)は、「家族との思い出」の店として紹介されている。オーナーの松浦将年さんがこだわった紅茶専門店で、インド・スリランカ・アフリカ、バングラデシュなどの紅茶が楽しめる。通常の倍ほど濃く入れた紅茶にミルクを入れた、ミルクティーがこの店の味。クロテッドクリームを合わせて食べるスコーンも人気だ。今回の掲載にあたっては、“アンティーク家具がお洒落な雰囲気で、神戸に帰るたびに主人と訪れている”という思い出も寄せられた。
また、「お店の味や店主との思い出」というのは、「グリル十字屋」(神戸市中央区)。グリル十字屋は1933年創業の洋食店。店主の杉中寛子さんは3代目。初代が料理を学んだのは、長崎・雲仙の外国人保養地のホテルで、その後、東京のケーキ屋や、 製菓工場の工場長を経て、1933(昭和8)年に神戸で洋食屋を開いた。
【「オモイdeゴハン」公式HP】
【「オモイdeゴハン」-神戸のグルメ・神戸の味覚・神戸の思い出-(神戸市HPより)】
【『サンデー神戸』番組HP】