【崇島さん】残り30パーセントをとりあえずメインカラーとして捉えると楽です。メインカラーはそこまで派手な色にはしないで自分の好きな色を選んでください。例えば白が70パーセントとしたら、黒を30パーセントにするイメージです。残りの5パーセントはちょっとだけ色をいれるイメージで大丈夫です。たとえば、何かお気に入りの置物でもいいのですが、部屋に置くものの中で、ちょっとだけ差し色のように目立つ色を置いてください。このときに注意しないといけないのが、1か所に置くだけだと少し違和感が出るくらいになってしまうので、その色を違う場所にも少し入れるようにすると、バランスが取りやすいです。
―――ビジネスマンが靴下とかネクタイで遊ぶような感じでしょうか?
【崇島さん】まさにその通りで、部屋の中に色を散りばめるイメージですね。そして配色は3つの色でまとめるといいでしょう。4色以上になると少し難しくなってきますので上級者向けになりますし、2色だともの足りない印象になってしまいます。以上の、「スペース」、「アイテム」、「カラー」という3つの黄金比が「センスのいい部屋の正体」です。センスがないという人でも、意識をしてこの黄金比を守ることで、センスのあるインテリアを作ることができます。
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崇島亮(たかしま・りょう) 1982年、神奈川県生まれ。専門学校卒業後、デザイン事務所、アパレルのインハウスデザイナーを経て独立。2019年9月に、インテリアなどライフスタイルについての情報を配信するチャンネル「クリエイティブの裏側」を開設すると、1年を待たずに登録者数5万人を超え、現在は10万人を突破。総再生回数は1200万回以上。著書は『センスにたよらない 感じて、考えるインテリア』(双葉社)
※ラジオ関⻄『PUSH!』2021年5月3⽇放送回「マイホーム・マイライフ」より
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【『センスにたよらない 感じて、考えるインテリア』(著:崇島亮)】