1行ずれて「大失敗」…元バレーボール女子日本代表監督・眞鍋政義さん、「IDバレー」秘話明かす | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1行ずれて「大失敗」…元バレーボール女子日本代表監督・眞鍋政義さん、「IDバレー」秘話明かす

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「現役の時に(男子日本代表チームが)アトランタオリンピック予選で敗退したこと(初めて出場権を逃したこと)がやっぱり悔しかった。オリンピックに行けなかったからこそ、北京の後に(女子日本)代表監督に立候補した」という眞鍋さん。指揮官としての手腕を発揮し、女子日本代表をロンドンオリンピックで銅メダル、リオ・デ・ジャネイロオリンピックでベスト8に導く。

 指導者としては、久光製薬スプリングス(現、久光スプリングス)、女子日本代表で実績を残し、ヴィクトリーナ姫路でも初の女子プロバレーボールチーム設立に尽力。現在は球団オーナーを務める眞鍋さん。番組のなかで、女性選手との向き合い方について問われると、「女性の集団を指導することについて、この番組で語るのは30分じゃムリ! 2時間かかる!」と苦笑しつつ、「選手のモチベーションを上げるのが監督の仕事」と、モチベーターに徹したという。

「女性はサプライズに弱いところもあり、(監督時代も)いろんなサプライズを使いました。『今日は練習(急に)休み!』とか」。

 さらに、ヘアサロンに行った選手もチェック。木村沙織選手の現役時代、「(木村)沙織、少し髪の色変えた?」と尋ねると、間違いなく「眞鍋さんわかりますか?!」と返ってきたそう。そこで「おー! 似合ってるよ!!」という言葉をかけて、モチベーションアップにつなげた秘話も。番組パーソナリティー陣も感心しきりの様子だった。

 球団オーナーとして「姫路から世界へ!」をテーマに、出身地のクラブチーム「ヴィクトリーナ姫路」を牽引する眞鍋さん。最後に、「(バレーボールの)女性プレーヤーでも、プロ野球選手のような存在になれるよう、夢を持ってバレーボールを盛り上げていきたい」と意気込みを熱く語っていた。

ヴィクトリーナ姫路(株式会社姫路ヴィクトリーナ)で取締役球団オーナーを務める眞鍋政義さん(右)と、フリーアナウンサーの田中大貴
ヴィクトリーナ姫路(株式会社姫路ヴィクトリーナ)で取締役球団オーナーを務める眞鍋政義さん(右)と、フリーアナウンサーの田中大貴

◆「中継班も日本代表」“眞鍋塾”で熱意伝える

 今回、眞鍋さんが出演したのは、ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』。林歳彦氏とともに番組の進行を務めるフリーアナウンサーの田中大貴にも、フジテレビ時代に“真鍋塾”という解説・中継班へのレクチャーや、試合中継の実況などを通して、バレーボールのイロハを伝えた経験を持つ。「中継班も一緒に戦うのが日本代表という思いだった。一緒にバレーボールを盛り上げよう、とある程度わかりやすく解説したつもりだった」と当時を思い返しつつ、「最後はやっぱり人間がハートでするもの」と熱意の重要性も再認識していた。

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2021年4月19日放送回より

(文:黒川良彦)

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