――その「iPad」を駆使して2012年のロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得、そして当時のセッターが竹下佳江副社長でした。当時を振り返って、改めて銅メダルを獲得した時のお気持ちはどんな思いでしたか?
【眞鍋オーナー】竹下には、試合中、さっきから言っているようなデータをタイムアウトのときにずっと見せていました。試合中はアイコンタクトですよ。「この数字を見ろ」と。バレーボールというのは、サインがいろいろありますよね。スパイカーは「次、私がアタックを打つ!」と思って入ってくるんですよ。でも、セッターがどこにボールをあげるかを決めるんです。だからセッターが非常に重要なんです。竹下に言っていたのは、「ウォーリーを探せ」というのがありますよね、それと同じように「ラッキーガールを探せ」と。それが試合に勝つためのセッター、竹下の役目。だから竹下にはずっと2人でアイコンタクトしていましたね、数字を見せて。その竹下の目がまた怖いんですよ、ははは(笑)。
――では、ヴィクトリーナ姫路に話を戻しまして、今年2021年3月14日で(運営会社の)姫路ヴィクトリーナが5周年を迎えました。この5年を振り返って、どんな思いですか?
【眞鍋オーナー】今、V1リーグで試合していますよね。3シーズンでV1に上がることができましたが、これは早すぎたかなと。平均からすると、たぶん10年以上かかりますが、3年でしょ。それはやっぱり皆の力です。スポンサーさん、後援会の皆さまの力を借りて、そして現場の当時監督だった竹下と選手がね、本当に頑張ってくれて。ここまでは出来すぎですよね。本当に皆さんに感謝です。
――ヴィクトリーナ姫路はV1リーグ2年目の今シーズン10位という結果でリーグを終えました。眞鍋オーナーから見たヴィクトリーナ姫路の今シーズンの感想を教えていただけますか。
【眞鍋オーナー】まだV1に上がって2シーズン目ですからね。昨シーズンは12位、今シーズンは10位。少しずつ順位を上げていますから。今の力は、この辺でしょうね。
――今シーズンは新しい選手が多く、後半になるにつれ、どんどんチームのまとまりを感じました。来シーズンそのまとまりがさらに強まって、順位を上げていくという可能性はもちろんありますよね。
【眞鍋オーナー】今シーズンも何試合か勝っている試合がありました。そういった意味では、バレーボールは団体スポーツなので一致団結が必要ですよね。フロント、スタッフ、選手とね。
ラジオ関西『いいな117ヴィクトリーナ』では選手に向けた応援メッセージを大募集! 皆さんからの熱いメッセージを『ヴィックエール』と名付け、番組内で紹介している。ヴィクトリーナ姫路を一緒に盛り上げるため、はがき、または、メールで番組までぜひ送ってほしい。
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