ラジオ関西の場合は、GPSなどの衛星測位システムを使ったタイムサーバーを導入していて、自動で親時計の時刻補正をしています。ラジオ関西のFM放送(ワイドFM、FM補完放送)は神戸局と姫路局を同じ周波数の91.1MHzで聴くことができる「FM同期放送」を行っていますが、これもタイムサーバーを使って実現しています。
スタジオにある時計は正確な時刻を示しているだけではありません。コントローラーのスイッチを操作すると、タイマー表示に切り替わり、ストップウォッチのような機能として番組やCMを正確な“尺”(時間の長さ)で収録するときにも活躍しています。
ちなみに、もしもビルが停電してしまっても、ビルの予備電源が作動して、しばらくの間は、時計はもちろん、放送のシステムは止まらず動き続けます。ラジオ局の時計はすごいのです!
※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』2021年5月9日放送回より
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※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』2021年5月9日放送回音声