兵庫県は12日、2021年3月1日~4月30日までの2か月間で、1万3,532人が新型コロナウイルスに感染し、19人が病院外で死亡したと発表した。中には、発症時点から県が入院を勧め、救急車を呼んで入院する段取りまでしたケースもあったが「どうしても入院したくない」という患者も見受けられたという。
入院を待つ中で容体が急変した患者が10人いたが、医療支援を受けていた。このほか新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたあと、自宅の浴槽内で死亡するなど自宅療養中に亡くなった患者が5人、宿泊療養施設で死亡した人が1人、死亡後の検査で陽性が判明した患者が3人にのぼる。井戸敏三知事は、「医療的なサービスが全くなく、亡くなられた方はまだ兵庫にはいない。医療が危機的な状況の中で精一杯の努力をさせていただくが、県民の皆さんと陽性者の新規発生を抑える努力をしていきたい」と述べた。