女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサは、プレシーズンマッチ3戦目、三菱重工浦和レッズレディース戦(22日午後1時キックオフ)を、ノエビアスタジアム神戸で行う。緊急事態宣言延長により当初予定していた会場、J-GREEN堺が使用できなくなっていたが、14日に、慣れ親しんだホームスタジアムでの試合開催が発表された。無観客リモートマッチで行われることになったこの一戦では、選手を新たな形で応援しようと、サポーター参加の限定企画が実施される。
企画は、INAC神戸のロッカールーム通路から選手入場口までの壁に「応援メッセージバナー」を貼りだすというもの。またバナー購入者全員に、希望選手のサインが入ったプレシーズンマッチポスターをプレゼント。さらに抽選で1名に、浦和戦で使用の公式球に選手サインが入ったものがあたるという。価格は税込5000円。19日午後11時59分までINAC神戸オンラインショップで販売される。
「完全無観客が選手のモチベーションのあがらない理由の1つになるなかで、サポーターの熱い思いを届けてほしい」と語ったのは、INAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ』(ラジオ関西)で番組パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登。「4日に1-0で勝利したちふれ戦の内容には監督も納得していないはず。戦術や選手起用を変えてくると思うので、誰が結果を残すのか楽しみ」と、昨シーズンのなでしこリーグ1部覇者、浦和との一戦に期待を寄せた。
また先日バセドウ病と診断されたことが公表されたFW京川舞選手へは、「いつも元気で貪欲な姿勢の京川選手。1日も早い回復を願っています」と同パーソナリティーの赤﨑夏実とともにエールを送っていた。さらに、番組にはサポーターから多数の応援メッセージも届いていた。
番組ではJリーグ史上初めて女性として主審を務めた山下良美さんにも言及。「山下さんのおかげで(女性が)新たなスタートラインに立てた。同じ目線で評価されて初めて平等だと思う。素晴らしい」と近藤は称えていた。