サッカー・2021JリーグYBCルヴァンカップは、19日、グループステージの最終節(第6節)が行われ、Bグループのヴィッセル神戸は徳島ヴォルティスに3-0で勝利した。この結果、グループ2位が確定したヴィッセルはプレーオフステージ進出が決定した。
ヴィッセルは前半早々の2分、ルーキーの櫻井辰徳選手を起点に、酒井高徳選手、増山朝陽選手とつなぎ、最後は山口蛍選手のミドルシュートが決まって、幸先よく先制する。1-0で折り返した後半の7分(52分)には、安井拓也選手のスルーパスを受けたアユブ・マシカ選手が快足をいかして抜け出し、鮮やかなループシュートで来日初得点を記録。さらに、アディショナルタイムには、マシカ選手が自陣からのカウンターで単独突破し、この日、2点目をマーク、試合を決定づけた。途中、徳島の攻勢に苦戦するシーンもあったヴィッセルだが、最後は身体を張ったディフェンスでしのぎ、クリーンシートで勝利をおさめた。また、試合ではアンドレス・イニエスタ選手が後半21分(66分)から途中出場。試合をコントロールし、チームの勝利に貢献した。
ルヴァンカップのプレーオフステージには、ヴィッセルのほか、鹿島アントラーズ、北海道コンサドーレ札幌、FC東京、浦和レッズ、湘南ベルマーレ、横浜F・マリノス、清水エスパルスの8チームが進出。6月にホーム&アウェイ方式の2試合を行い、プレーオフ勝者4チームがプライムステージに進出する。なお、AFCチャンピオンズリーグに参戦する川崎フロンターレ、ガンバ大阪、名古屋グランパス、セレッソ大阪は、プライムステージ(ベスト8)からの出場となる。
Bグループ2位のヴィッセルは、Cグループ1位の浦和と、プレーオフステージで顔を合わせる。第1戦は6月6日(日)にホームのノエビアスタジアム神戸で、第2戦は6月13日(日)にアウェイの浦和駒場スタジアムで、それぞれ対戦。キックオフはいずれも午後6時から。