姫路・交際女性殺害の男「自分も死のうと…でも決意できず」検察側、懲役20年求刑 神戸地裁姫路支部 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

姫路・交際女性殺害の男「自分も死のうと…でも決意できず」検察側、懲役20年求刑 神戸地裁姫路支部

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 兵庫県姫路市で2020年7月、交際していた女性(当時・24)を包丁で刺すなどして殺害したとして殺人罪に問われた住所不定、無職の男(36)の裁判員裁判が25日、神戸地裁姫路支部で開かれ、検察側が懲役20年を求刑して結審した。判決は5月27日。

神戸地裁姫路支部・法廷<※代表撮影 2021年5月24日・初公判>
神戸地裁姫路支部・法廷<※代表撮影 2021年5月24日・初公判>

 起訴状などによると、2020年7月12日午後、兵庫県姫路市の集合住宅で女性会社員の首を両手や延長コードで絞め、腹を包丁で複数回突き刺して殺害したとされる。

 男は起訴内容を認め、被告人質問で「女性に別れ話を切り出され、カッとしてしまったが、あの時、命を奪うまでのことだったのかと思っている。時間を巻き戻すことができたら、と後悔している」などと述べた。そして犯行後、女性所有の乗用車で逃走したが「女性を殺してしまった。自分も死のうと思ったが、決意できずに(逃亡先の京都市内の)警察署に出頭した」と振り返った。

判決は5月27日に言い渡される
判決は5月27日に言い渡される

 検察側は論告で「凶器の包丁が曲がるほど強い力で突き刺し、殺意は強固。別れ話に納得できず殺したという動機は身勝手だ」と指摘。第1発見者となった女性の長男(6)は、現在も家の中で1人でいることを怖がるなど動揺が大きく「精神的な打撃は深刻だ」と述べて懲役20年を求刑。弁護側は最終弁論で、出頭して取り調べに素直に応じたことなどから懲役16年が相当だと主張した。

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