日本茶インストラクターに聞く 美味しいお茶を淹れる4つのコツ 「茶葉の量は…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本茶インストラクターに聞く 美味しいお茶を淹れる4つのコツ 「茶葉の量は…」

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 普段の生活で欠かせないお茶。そんなお茶を極めようとしている人物が神戸にいる。それは、「神戸チャイハーネ」(神戸・六甲アイランド)のオーナー、植木佑平さんだ。お店ではおよそ100種類の日本茶を扱っており、これだけの量を扱っているのは日本でもここだけだという。植木さんに美味しいお茶の淹れ方のコツなどを聞いた。

「実は、神戸は日本茶にゆかりがある町なんです。神戸港が開港した明治の初期には、日本が外貨を稼ぐための輸出品の一つとして日本茶が重宝されました。そのため、日本茶が神戸港に集まってきていました。そして日本茶が外国に輸出され、舶来品が入ってきたおかげで神戸がハイカラな町になっていったんです」

 植木さんは日本茶インストラクターの資格のほかに、日本茶審査技術5段も持っている。これは全国茶業連合青年団が主催する歴史あるお茶の審査技術競技大会で、毎年140人ほどが集まり腕を競い合うもの。その昔は「闘茶」と呼ばれ、茶葉を観察したり、香りをかいだりしてどんな茶葉かを判別するもので、10段まであるそうだ。

「神戸チャイハーネ」のオーナー植木佑平さん

 そんなお茶のプロである植木さんが、美味しいお茶を淹れるための4つのコツを教えてくれた。

コツ(1)『茶葉の量をケチらないこと』
ティースプーン2杯(およそ4グラム)を一人前の目安にしてください

コツ(2)『お湯の量を入れ過ぎないこと』
一度に入れるお湯の量は100cc、小さめの湯飲み一杯分です。

コツ(3)『お湯の温度に気を付ける』
熱々の湯は冷めた器を通るごとにお湯の温度がおよそ10度下がります。旨みと渋みと香りのバランスが取れる80度のお湯で入れてほしいのですが、100度のお湯であればポットから急須に移して、そこから湯飲みに注げば80度のお湯が作れます。

コツ(4)『一定時間蒸らすこと』
普通、煎茶であれば1分ほど蒸らすのがいいですが、茶葉が細かいものの場合は40秒ほどで結構です。この方法でお茶を淹れれば、美味しいお茶を3、4回飲むことができます


【神戸チャイハーネ HP】

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