また、明石市内では小学校にタコカレー、中学校にはタコの唐揚げやタコの酢の物などを給食で提供。「郷土の宝物を幼いころから口にしてもらい自慢になったらいいな」という思いで、明石市教育委員会と相談し、半夏生の時期に実施している。さらに、市漁連との協力でタコの入った水槽を持ち込み、「明石たこ大使」の「さかなクン」がタコ漁や保護について「出前授業」をすることも。子どもたちと一緒にタコの生態について勉強する。(※今年度は開催せず)
なお、そのほかにも、組合が協力するイベントでは、『春旬祭』と『明石まちなかバル』がある。明石に春を告げるお祭り『春旬祭』では、明石駅周辺で様々なイベントが行われる。例年「イカナゴ漁」が解禁になるタイミングで行われ、イカナゴのくぎ煮を炊く香りが街中に漂う。一方、年に2回、6月と11月に開催される『明石まちなかバル』は、市外から多くの人が訪れる非常に人気のイベント。金土2日間の開催で、金曜日は仕事帰りや友人たちと楽しめる夜バルを主体とし、土曜日はファミリー層で昼間中心に、それぞれ盛り上がりをみせる。
「海のまち、魚のまちである明石では、瀬戸内の魚が1年を通して旬のものがたくさん味わえる。また美味しい野菜もある。素材を活かした料理を食べに、ぜひ明石へ来ていただき、明石の旬を堪能して欲しい」と、宮内組合長は語っていた。(嵐みずえ)