満を持して1軍へ 阪神・岩田稔「先発・リリーフ関係なくどこでもいい、1軍でたくさん投げたい」 プロ16年目の決意 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

満を持して1軍へ 阪神・岩田稔「先発・リリーフ関係なくどこでもいい、1軍でたくさん投げたい」 プロ16年目の決意

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 7月6日、阪神タイガースの岩田稔投手が今季初めて1軍に昇格することが公示された。今年初めに出演したラジオ番組で、ここまでの野球人生を振り返った岩田投手は、「こんなに長くできるとは思っていなかった」と心境を述べるとともに、プロ16年目のシーズンへの決意を語っていた。

阪神・岩田稔投手(写真撮影は2020年のもの)

◆「これはとんでもないところに来た…」

 岩田投手は、現在プロ16年目の37歳。1983年10月31日生まれ、大阪府守口市出身で、大阪桐蔭高校、関西大学を経て、2005年のプロ野球ドラフト会議で希望枠により阪神に入団。当時はニューヨーク・ヤンキースに入団する前の井川慶投手(当時)をはじめ、錚々たるメンバーに囲まれて、「これはとんでもないところに来た。やっていけないかもしれない」という思いを抱いたという。

 また、阪神は「何をしてもメディアに取り上げられたりする」チーム。ルーキー時代の合同自主トレで風邪をひいて体調を崩し、病院に行っただけで「(岩田)リタイア!」と書かれるなど、早速その洗礼を浴びた。

 1軍デビュー戦は1年目の2006年最終戦、広島市民球場での広島東洋カープ戦。「むっちゃ緊張していた」なかでの登板では、インローに投じた149キロの真っすぐを、前田智徳選手(当時)に弾丸ライナーでライトスタンドへ持っていかれた。「やっぱり一流のプロは違う。すごい。雰囲気にのまれそうになった」。ただ、その試合でバッテリーを組んでいた狩野恵輔捕手(当時)からは「ガンちゃん(岩田投手)、ゴメン! (前田選手が)インコース好きなん知らんかった!!」とフォローを受けた。

 そんなスタートを切ったなかでも、初勝利を記録したプロ入り3年目で10勝をマークしたのをはじめ、貴重な左腕の1人として、今も活躍を続ける岩田投手。ただ、ここに至るまでの道のりは決して順風満帆ではなかった。

阪神・岩田稔投手(写真撮影は2020年のもの)

◆「1型糖尿病」との付き合い 「自分にしかできないこと」を

 高校時代に発症したのが「1型糖尿病」。高校2年の12月末、体調が悪くなり、翌年1月に練習に戻ったときは10㎏以上瘦せていた。「全然走れない、のどが渇く、(夜が)寝られない、トイレが近いなどの症状が出た」。


【日本IDDMネットワーク(岩田稔基金)】

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