1万匹の金魚たちが華麗に神秘的に舞い泳ぐ「アートアクアリウム展 ~大阪・金魚の艶~」が、大阪の堂島リバーフォーラムで5年ぶりに開幕しました。アートアクアリウム・アーティストの木村英智氏が手がける日本独自の水族アート展覧会は、金魚・アート水槽・空間造形にプロジェクションマッピング・音楽・照明を加えたもので誕生から15周年を迎えています。
会場に入ってまず目に飛び込んでくるのが、蓮の花をモチーフにした大阪初披露の「ロータスリウム」。4メートル四方の巨大特殊水槽で金魚や鯉が生き生きと泳ぎ回ります。蓮は大きく美しい花を咲かせるために、濃い泥水を必要とし苦境を乗り越えて花を咲かせます。そんな力強さを照明・音楽・プロジェクションマッピングを加えて多角的に演出します。
関西初お目見えの「天井金魚」は、ガラスの水槽を天井に設け、金魚を見上げて鑑賞します。これは江戸時代の豪商の楽しみ方を再現したもの。
「キリコリウム」は江戸切子のカットグラス工法を用い、上からも横からも金魚が透けてみえる展示で、屈折の度合いでは不思議な形にも見える作品です。
「キモノリウム」は京友禅の着物が水槽に埋め込まれていて、その上を泳ぐ金魚とプロジェクションマッピングで一期一会の瞬間美を楽しむことができます。
「九谷金魚水槽」は加賀の伝統工芸・九谷焼の陶器を用いた水槽。品評会での正しい見極め方<上見>で金魚を鑑賞し、<横見>で華麗な九谷焼に描かれた金魚を楽しみます。
そして圧巻は会場終盤で出会う「超・花魁」。5年前の前回に話題となった「花魁」がさらに進化。巨大金魚鉢にはなんと3000匹の金魚が泳ぎ回り、七色のライティングと映像効果が見るものを圧倒させます。
このアートアクアリウムは、2007年に六本木ヒルズで誕生。東京・大阪・京都・金沢・熊本をはじめミラノや上海でも好評を博し、累計1000万人以上を動員してきました。日本の伝統工芸と金魚たちのさまざまなコラボは目を見張るものばかり。水都大阪の象徴・中之島の堂島川に面した会場で、涼やかで幻想的な作品の数々が癒しと希望を与えてくれます。
◇【アートアクアリウム展~大阪・金魚の艶~】
【『羽川英樹ハッスル!』番組ブログ】
【鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」アーカイブ】
【鉄アナ・羽川英樹の出発進行(YouTubeチャンネル)】