創業から68年 優秀技能者が多数在籍の外壁塗装専門店 コロナ禍で需要拡大 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

創業から68年 優秀技能者が多数在籍の外壁塗装専門店 コロナ禍で需要拡大

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 神戸市須磨区白川台で創業、今年で68年目を迎えているのが、戸建て住宅を中心にリフォームや改修を行う、株式会社しらかわ工芸社だ。

 同社で代表取締役を担うのは、3代目となる中根義将さん。看板塗装が得意だったという祖父が創業し、2代目の父を経て、4年前に引き継いだ。戸建て住宅の外壁塗装や屋根の塗り替え事業に発展してきたなか、今では住宅の総合リフォームも担う。

「日本一親切な外壁塗装専門店」を標ぼうする同社には、一級塗装技能士が6人、二級塗装技能士が4人、さらには建築施工管理技士が一級・二級1人ずつと、資格者が多数在籍。また神戸市からは神戸市優秀技能者として3人の塗装職人が表彰されるなど、実績も豊富だ。

 昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で“おうち時間”が増えたなか、「家にいることで、普段、目が届かなかったところに気付いた」という顧客からの問い合わせが多くなり、リフォームや改修工事の需要が増えているという。

 また、外壁塗装の分野では「まだまだこれからニーズはある」と中根さん。アパートや集合住宅へも販路を拡大するだけでなく、戸建て住宅についても「積極的に(外壁の)塗り替えを楽しんでいただこう」とカラーシミュレーションのデザインチームを立ち上げれば、ワンポイントとして塗装でアートを外壁に入れるなど「お客様好みの塗装デザインができるように」と様々な試みを行っている。

しらかわ工芸社の代表取締役・中根義将さん

「庭でバラを育てている奥様の家の外壁にバラのシルエットを入れて、バラが好きなちょっとおしゃれな家というふうにすると、近所からは『町が明るくなったね』との声もありました。また、がらりと塗装の色を変えたケースでは、ピンク一色のマンションをベージュと濃いブラウン色で幾何学模様の様な塗装を施したり、『ヨーロッパのカフェにしてみたい』とお客様の声を聞いて紺色とラテ色で塗装を施した事例もあります。空室があったアパートから『塗り替えてからおかげさまで空室が決まった』という声もあり、気分的な面もそうですし、実際の経営の意味でもお役に立てたのはやりがいを感じました」

外壁にバラのシルエットを入れた家(写真提供:しらかわ工芸社)
ピンク一色だったマンションをベージュと濃いブラウン色で幾何学模様のような塗装を施した事例(写真提供:しらかわ工芸社)
『ヨーロッパのカフェにしてみたい』という顧客の声を聞いて、紺色とラテ色で塗装を施した事例(写真提供:しらかわ工芸社)

 今後について、「経営の中で大事にしているのは、社員とその家族」と、同社のファミリーを第一に考える中根さん。「家族や友人に自慢できるような物件だったり、こちらが誇るだけでなく、まち行く人も『白川工芸社が塗ってくれた』『町が明るくなった』と言ってもらえるように、塗装を提案していきたい」と先を見据えていた。


【放送音声】

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こうべしんきん三上公也の企業訪問(『三上公也の朝は恋人』内) | ラジオ関西 | 2021/07/06/火 09:00-10:00

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