「日本中の温泉地をeスポーツで元気に」神戸・有馬温泉のeスポーツチームを第一生命保険がサポート | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「日本中の温泉地をeスポーツで元気に」神戸・有馬温泉のeスポーツチームを第一生命保険がサポート

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 コロナ禍で注目集まるeスポーツを通じた地域振興を応援しようと、第一生命保険株式会社は12日、神戸をホームタウンとするeスポーツチーム「トレスコルヴォス有馬」とスポンサー契約を結んだ。

第一生命保険のロゴが入った真新しいユニフォームを手にする第一生命保険の棟方重和・神戸総合支社長(右)と、トレコルヴォス有馬の金井庸泰代表(左)

 トレスコルヴォス有馬は2018年8月に有馬温泉観光協会の後援を受け発足。老舗旅館「陶泉御所坊」などを運営する株式会社「御所坊」専務の金井庸泰氏が代表を務める。

 金井氏によると、週末が多忙な観光業で働く若者たちが、平日に楽しめるものとして、eスポーツに着目。現在は有馬で働く若者10人とプロプレイヤー9人が「ウイニングイレブン」「スマッシュブラザーズ」「ぷよぷよ」などの“種目”で活躍し、これまでに全国の温泉地を結んだeスポーツ大会を開くなど活動を広げてきた。

会見に臨んだトレスコルヴォス有馬のメンバー。右からGENKIモリタ(ウィニングイレブン)、ルナマド(スマッシュブラザーズ)、やなさん(ウィニングイレブン)、ARAKI(バーチャルライド)

 またeスポーツといえば、一人称視点でゲームの世界を移動し攻撃するシューティングゲーム(ファーストパーソン・シューティングゲーム=FPS)が盛ん。しかしながら、同チームでは「有馬にあったeスポーツを」との思いから、世界中の自転車競技やトライアスロンのコミュニティでも利用されているバーチャルサイクリングアプリ「ROUVY」に注目。有馬温泉から六甲山頂を目指すコースを採用したバーチャルサイクリング大会を開くなど“フィジカルeスポーツ”にも取り組み、サイクリストとeスポーツの架け橋も担っている。

デモプレイで有馬温泉から六甲山頂を目指すARAKI氏。コースの斜度に合わせてペダルが重たくなる仕組みで、実コースと同様の苛酷さ。なお「ROUVY」はコロナで中止となった「ツール・ド・スイス2020」の代替デジタルレースでも採用された

 12日の締結式で第一生命保険神戸総合支社の棟方成和支社長は「一人ひとりのライフプランに寄り添っていくのが我々の役割。(今回のスポンサードをきっかけに)地域のみなさんにとってより身近な存在になりたい」と支援の理由を話す。

 一方、金井代表は「有馬で細々と始まった活動に、第一線で活躍する選手のみなさんが加わってくださり、ここまで来た。第一生命保険のみなさんとも一緒になって、eスポーツと有馬温泉の魅力を世界に発信していきたい」と抱負を述べた。

トレスコルヴォス有馬の拠点となるeスポーツ観戦バー「BAR DE GOZAR」(神戸市北区有馬町)。2018年に、関西初のeスポーツ観戦バーとして開業した。
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