《2021・海の日》心おだやか『タラソテラピー』五感でとらえる海の魅力

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 7月22日は「海の日」。かつて海の記念日だったのを1996年に「海の日」として国民の祝日とし、ことしで26回目を迎える。
海の日を国民の祝日としているのは世界では日本だけで、国土を海に囲まれた海洋国・日本で海の資源から多くの恩恵を受けていることを感じてほしいとの願いが込められている。

神戸・垂水沖
神戸・垂水沖

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 静かな海に思いを寄せ、写真に収める女性がいる。和歌山県日高町在住・山﨑和子さんは、かつて旅行代理店に勤め、添乗員の仕事をしていたが、観光の魅力の発信方法をWEBや広報誌に変えた。近ごろは海の恵みで健康をうながす「タラソテラピー」といって、海水や海の風、波の音など海をまるごと活用することを知ったという。

和歌山県日高町 「紀伊日ノ御埼灯台」から紀伊水道を望む<※画像提供・山﨑和子さん 2021年6月9日撮影>
和歌山県日高町 「紀伊日ノ御埼灯台」から紀伊水道を望む<※画像提供・山﨑和子さん 2021年6月9日撮影>

「子どもの頃は海に行くのがそれほど好きではありませんでした。旅行代理店勤務時代に沖縄に住むようになり、そこで海の楽しさを知り、自分らしさを取り戻す場所になりました。有名なビーチでなくても、人がいなくても、どこに行っても美しい海。何も考えなくていいのです。ただただ時間が流れるだけ。海の浅瀬で「浮き輪」に身体をあずけて空を仰いだり。時間を気にせず、今ここ(海)にいるだけで身体中の力が抜けて、海に溶けて、心が開放されていく感覚を味わえます」

和歌山県美浜町 煙樹ヶ浜<※画像提供・山崎和子さん 2019年6月9日撮影>
和歌山県美浜町 煙樹ヶ浜<※画像提供・山崎和子さん 2019年6月9日撮影>

「泳げない季節も海に足を運びます。心地よく寄せてくる波の音や、どこまでも広がっている水平線。気が済むまで海に身を置くことで、心がリラックスし身体はリフレッシュされています。私は知らず知らずのうちに、自分なりの「タラソテラピー」を実行していたんだろうなあと本能的なものを感じました。海からの帰り道はいつも以上に笑顔になれます」

和歌山県御坊市北塩屋・日高川河口からの夕陽<※画像提供・山崎和子さん 2019年1月20日撮影>
和歌山県御坊市北塩屋・日高川河口からの夕陽<※画像提供・山崎和子さん 2019年1月20日撮影>

コロナ禍で「密」を作れない夏が2年続いている。山崎さんは「大人数での賑やかな海ではなく、最少人数で無理なく穏やかな、静かな海を感じる心の余裕を」と話す。

和歌山県田辺市・元嶋神社「海鳥居」<※画像提供・山崎和子さん 20195.9年5月9日撮影>
和歌山県田辺市・元嶋神社「海鳥居」<※画像提供・山崎和子さん 20195.9年5月9日撮影>

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姫路港ふれあいフェスティバル 巡視艇「ぬのびき」一般公開<※画像提供・姫路海上保安部 2019年7月15日撮影>
姫路港ふれあいフェスティバル 巡視艇「ぬのびき」一般公開<※画像提供・姫路海上保安部 2019年7月15日撮影>

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ミナト神戸の夏を彩る巡視船のパレードや体験乗船が楽しめる「神戸港・ボート天国」「姫路港・ふれあいフェスティバル」など海の日のイベントの多くが2021年も中止となり、静かな海の日に。こうした中、神戸観光局港湾振興部は神戸港で働く官公庁船艇や団体の紹介をはじめ、航海シーンや船内の様子などのオリジナル動画を制作し、海の日にあたる7月22日から専用ホームページ(http://www.kobe-meriken.or.jp/)で配信するという。

「オンライン神戸港ボート天国・ダイジェスト」<※動画提供・神戸観光局 港湾振興部>
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