「手づくりはおいしくて、身体にもいいことはわかっているけれど……忙しくて時間がないときに、食材をそろえて切ったりするのは大変、後片付けの手間も減らしたい」、「毎日献立を考えるのが大変……」など日々の食事に関して悩んでいる人は多いだろう。
そんなときの強い味方が、下ごしらえした食材と調味料がセットになって届く「食材セット(ミールキット)」だ。そのなかでも、国産素材を使い、「最短10分で本格的な味が楽しめる!」ことをコンセプトとしているコープ自然派の「食材セット(ミールキット)」が好評だという。そんな「食材セット(ミールキット)」について株式会社コープ食材の岡田裕二さんに話を聞いた。
コープ自然派の「食材セット(ミールキット)」は、野菜の皮むき・カットなど、必要な材料は基本的に下ごしらえした状態で届くので、家で行う料理は、およそ「入れる・火を通す・盛り付ける」の3ステップ。また、イチから料理に必要な材料を準備すると、「いろいろな野菜がちょっとずつ余ってしまう」なんてことも多いが、「食材セット(ミールキット)」はそうした心配がなく、たくさんの種類の野菜を食べることができるのも人気の理由だ。
そして、何よりも大きな魅力は、コープ自然派が設定する「厳しい基準をクリアした安心・安全な食材を使っている」こと。野菜は農薬や化学肥料に頼らない産直野菜を中心に使用し、肉は何を食べてどう育ったのかがわかるコープ自然派の産直肉が中心。もちろん抗生物質などの薬剤は使っていない。「家族みんなで安心して食べてもらえる料理を」という開発時からの思いが込められている。
さらに、うれしいのが、「食材セット(ミールキット)」のタレはすべて化学調味料不使用であること。甘口と辛口タレを選べるメニューなど、和洋中合わせて70種類以上のタレがあり、本格的な味が楽しめる。料理が苦手でも、味付けで失敗する心配もなく、普段作らないようなメニューにも挑戦できる。
そんなコープ自然派の食材セット(ミールキット)は年間500種以上(※2020年度実績)ものメニューをそろえているという。食卓のバリエーションも豊かにし、値段も手頃なのは魅力。副菜などは2~3人前のメニューが500円程度から利用できる。
岡田さんのもとには、「子どもが作ることで、食育にもつながってうれしい」という声も届くそうだ。基本的には食材を包丁で切る必要がないので、子どもも手伝いやすく、自分でつくったものを自分で食べるという学びのきっかけにもなるという。食材を入れてから、炒めたり煮たりして、最後は味付け……という調理の流れもシンプルなので、料理の基本を学べるのも食材セット(ミールキット)の特長の1つ。ちなみに岡田さんおすすめの夏限定メニューはゴーヤチャンプルーと夏野菜のポトフとのこと。