新・旧兵庫県知事、事務引継ぎ 署名はすれど、押印せずにグータッチ… これもご時世 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

新・旧兵庫県知事、事務引継ぎ 署名はすれど、押印せずにグータッチ… これもご時世

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 兵庫県は2日、新旧知事の事務引継ぎを行なった。兵庫県知事・事務引き継ぎ書は「組織体制」「財政状況」「財産目録」「処分未了もしくは未着手事項または将来付託すべき事項」の4項目。地方自治法159条などの規定に則ったもの。

事務引継書に署名する斎藤元彦・新兵庫県知事 左側に井戸敏三・前兵庫県知事<2021年8月2日 兵庫県公館>
事務引継書に署名する斎藤元彦・新兵庫県知事 左側に井戸敏三・前兵庫県知事<2021年8月2日 兵庫県公館>

 前知事・井戸敏三氏(75)と新知事・斎藤元彦氏(43)が内容を確認、それぞれが署名したが、押印はしていない。政府がデジタル社会の実現に向けて、書面規制、押印、対面規制の見直し・電子署名の活用を促進しているのが背景にある。

32歳差 井戸県政から斎藤県政へ
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グータッチを交わし「広い兵庫、県内を回って県民の声を聞いて」新旧知事が公の場で顔を合わせたのは初めて
グータッチを交わし「広い兵庫、県内を回って県民の声を聞いて」新旧知事が公の場で顔を合わせたのは初めて

 7月30日、兵庫県庁での離任セレモニーを終えた井戸氏。2日、新旧知事が公の場で顔を合わせたのは初めて。井戸氏は「(阪神・淡路大震災からの)復興事業に始まり、新型コロナウイルス対応に取り組みながら任務を終えたことは感慨深い」と述べ、若き後継者、斎藤新知事に「兵庫は広い。できるだけ県内を回って、県民の声に耳を傾けて欲しい」と最後のアドバイスを送り、グータッチを交わした。

事務引継ぎが行われた兵庫県公館(神戸市中央区)
事務引継ぎが行われた兵庫県公館(神戸市中央区)
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