【野上】ほんと、そうですね。大人数の芸人さんが出るイベント(『オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~』)を担当したときは、出演者の半分くらいが知り合いで(笑)。すごく嬉しいですね。
――優勝した「XX CLUB」の大島育宙さんも、SNSや番組で野上さんの話題を出していましたね。
【野上】ありがたいですね。それもめちゃくちゃうれしかったです。当時の仲間と今でも交流続けられているのもそうですし、かつて切磋琢磨した仲間が、今もお笑いのフィールドで頑張っているのがうれしいんです。
――レギュラーで担当されている『オールナイトニッポン』でも、よく野上さんのお名前が出てきますよね。そういうのを聴いていると、野上さんはかつての仲間だけでなくパーソナリティーやリスナーからもすごく愛されてるんだなという印象があります。
【野上】番組の邪魔になっていないか、心配です(笑)。僕は今でこそ会社のおかげでギリギリ社会人をやれていますけど、もとは本当に人間として破綻していて。そこを含めて面白がってくださっているのはありがたいです。ラジオディレクターって常識とか普通であることを求められることが多いんで、自分がまともじゃないことで悩むこともあったんです。そこは今でも課題なんですが、多少はこれでも良いのかなと思えるのはすごくありがたいですね。
――今盛り上がりをみせている「学生お笑い」に青春を捧げる“後輩たち”にOBとしてどんなことを伝えたいですか?
【野上】数ある選択肢の中で「学生お笑い」を選んだことは、きっと間違いではないと思います! 少しゆがんだ期間限定の青春を全力で楽しんでください!
(取材・文=堀越愛)