76回目の原爆忌 広島「ピカ」の体験もとに平和願い、子どもたちへ語り継ぐ 西宮市原爆被害者の会・会長 武居勝敏さん | ラジトピ ラジオ関西トピックス

76回目の原爆忌 広島「ピカ」の体験もとに平和願い、子どもたちへ語り継ぐ 西宮市原爆被害者の会・会長 武居勝敏さん

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武居さん「被爆国・日本政府が先頭に立って世界をリードを」と願う
武居さん「被爆国・日本政府が先頭に立って世界をリードを」と願う

 核兵器禁止条約が国際法として発効し、核兵器を保有する国は条約に参加していませんが、これまでのようなわがままな振る舞いは許されなくなりました。次は、核兵器の終わりの始まり、「核なき世界」に向けてのスタートです。しかし、アメリカの「核の傘」に依存する日本政府は条約に背を向け続けています。唯一の戦争被爆国日本が署名・批准をしない限り「廃絶への道筋」は立ちません。

 平和学習で子供たちは感想文に「今の何気ない日常に感謝し、平和のバトンをつないで戦争と核兵器のない世界にしたい」と書いています。アンケート調査では国民の7割が政府の署名・批准を求めているのです。アメリカの若者も7割が核兵器を無くすべきだと伝えています。

 被爆者は後遺症に苦しみ、不安な思いを一生背負って生きています。「二度とあの悲劇を繰り返してはならない。子供たちの未来のために、どうか日本政府が先頭に立って世界をリードして欲しい」と願っています。

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西宮市「原爆展」コロナ感染防止に配慮、規模を縮小して開催<※画像提供・西宮市>
西宮市「原爆展」コロナ感染防止に配慮、規模を縮小して開催<※画像提供・西宮市>

 武居さんは「西宮市原爆被害者の会」会長として、核兵器廃絶に向けた「日本政府に核兵器均条約の署名・批准を求める署名」や、小中学校の平和学習や語り部活動に取り組んでいる。西宮市は1883(昭和58)年12月、兵庫県内でいち早く「平和非核都市」を宣言、武居さんは「日本政府に核兵器均条約の署名・批准を求める署名」への理解を深めてほしいと願っている。しかし西宮市議会で2020年12月、「日本政府の核兵器均条約署名・批准を求める意見書提出」が否決されたことに強く憤り、さらに核兵器廃絶への思いを強めている。


西宮市役所本庁舎・1階南側展示コーナーでは8月2~31日の市役所開庁日(8時45分~17時30分・最終日は16時まで)「原爆展」が開かれ、広島平和資料館から借用した被爆資料やポスターを展示している。

西宮市「原爆展」広島平和資料館から借用した被爆資料やポスターの展示<※画像提供・西宮市>
西宮市「原爆展」広島平和資料館から借用した被爆資料やポスターの展示<※画像提供・西宮市>

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