自転車の安全な乗り方について、知識や技能を身につけようという取り組みが、兵庫県内の小学校で行われている。
兵庫県三木市の三木市立自由が丘東小学校で開かれたのは「子ども自転車校内審査会」。新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた「第49回ひょうご交通安全ジュニア自転車大会」(主催:兵庫県交通安全協会、兵庫県警察本部)に向けて練習してきた小学6年生に発表の機会をつくろうと、同校や、三木交通安全協会、三木警察署が共同で実施した。
これまで県大会で14回優勝の実績を持つ、自由が丘東小学校の自転車クラブ。審査会に参加した、岡本大河さん(11)、市島千尋さん(12)、安保しえるさん(11)、林美古都さん(11)の4人は、県大会と同様の学科試験と技能試験に挑んだ。
教室で交通ルールなど60問の学科試験を受けた後、体育館で技能走行試験にトライ。4人は「S字」やジグザグ走行など5つの課題を次々とクリアし完走。終了後の審査結果では、金賞1名、銀賞1名、銅賞2名がそれぞれ授与された。
金賞に輝いた岡本さんは「2年前に全国大会に出た姉からプレッシャーをかけられ緊張しましたが、先生などのおかげで練習の成果が出せたので、よかった」とコメントしていた。