ただ、ハイレゾ音源のデータを再生する音楽プレーヤーや、スマホアプリなども対応のものが必要なので、気をつけなければいけません。ハイレゾ音源を音楽CDに変換したり、MP3(MPEG-1 Audio Layer-3)形式のデータなどに圧縮変換してしまうと、解像度が下がり情報量が減少してしまいます。
音楽スタジオでのレコーディングでは、「96kHz/24bit」など、高い情報量で音源を収録し、最終的にハイレゾ音源での配信や「44.1kHz/16bit」のCDとして制作します。
ラジオの放送では業務用デジタル音声信号伝送規格である「AES/EBU規格」に制定されている「48kHz/16bit」(テレビなどの映像関係は、24bit)で制作することが主流で、編集や加工をしたり、様々な機材を通して放送されたときに音が劣化しないようになっています。
ハイレゾ音源対応のイヤホンやスピーカーは、1万円以下で買えるものも多くあります。「音の情報量」で少しぜいたくしてみるのはいかがでしょうか。
※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』2021年8月15日放送回より
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