京のお宝が一堂に 「京(みやこ)の国宝」展 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

京のお宝が一堂に 「京(みやこ)の国宝」展

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 日本には1万を超える国指定の美術工芸品があり、その6分の1が京都にある。京都ゆかりの国宝や皇室の至宝を集めた特別展「京(みやこ)の国宝ー守り伝える日本のたからー」が京都市東山区の京都国立博物館平成知新館で開催中。2021年9月12日まで。

 例えば仏像や古文書など古い時代の品々を、今、目にすることができるのは、貴重な文化財を国宝や重要文化財に指定し、日本国民の共通の財産として保全を図ってきたからだ。中でも京都の文化財は、早くから重要視され、文化財保護の進展に重要な役割を果たしてきた。

 特別展では、厳選された京都ゆかりの国宝72点、重要文化財8点を含む120点が展示されている。今年7月に国宝になることが決まった《春日権現験記絵》も見ることができる。

 また、京都は文化財保護の取り組みでも重要な役割を担っている。日本の美を後世に伝えるために経年劣化や、自然災害による被害などと、どのように向き合っていくのか、その歩みや修理などの取り組みも紹介する。

 京都国立博物館の松本伸之館長は、「伝統文化の素晴らしさとその継承・保護の意義を、展示を通して感じて欲しい」と話した。

京都国立博物館

◆特別展「京(みやこ)の国宝 守り伝える日本のたから」
会場 京都国立博物館 平成知新館(京都市東山区茶屋町527)
会期 2021年7月24日(土)~9月12日(日)
・前期展示 7月24日(土)~8月22日(日)
・後期展示 8月24日(火)~9月12日(土)
休館日 月曜
※状況に応じて、入場制限、または変更、中止の可能性あり

【京都国立博物館 公式HP】

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