「夏がメインシーズンではない?」「おかず系が流行中」かき氷プロデューサーに聞く、驚きの最新かき氷事情

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 新店が次々に登場し、行列ができているお店も多いかき氷店。かき氷プロデューサーのゆっきーさんに、最近のかき氷事情などを話を聞いた。

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 まずは、ゆっきーさんがどのようにして“かき氷プロデューサー”という珍しいお仕事をするようになったのかを聞いた。

「もともとおいしいものを食べることが大好きで、10年間、『グルメブロガーゆっきー』として活動し、10年で2000件近く食べ歩きました。なかでも、かき氷が大好きで、1日最高7杯、年間300杯ぐらい食べ、『ゴーラー』と呼ばれていましたね。そこから知り合いに『かき氷店を開きたいから店長としてやって欲しい』と言われ、東京のかき氷店で修業したあと、かき氷職人として活動を開始しました。さらに、かき氷をプロデュースして欲しいという依頼をきっかけに、多くの方にかき氷を届けるためにかき氷のプロデュースを行うようになりました」(ゆっきーさん)

 これまでプロデュースしたかき氷は150〜200種類ほど。フルーツ系からクリーム系、スイーツのようなかき氷が多いが、みそやしょうゆ、山椒、こしょう、スパイスを使った変わり種もあるという。秋から冬にかけてはハロウィン、クリスマス、お正月、バレンタインなどイベントに関連したかき氷を考えることもあるそうだ。昨年のハロウィンに作った「ハロウィン2020…いもだっちゃい…」はスパイスカレーに使われるようなカルダモン、クローブなどのスパイスがたっぷり入っていて、見た目も特徴的。スイーツや料理からメニュー開発のヒントを得ることがよくあるようで、グルメブロガーとして食べ歩いたことがここでいかせているという。

ハロウィン2020…いもだっちゃい…

 かき氷のプロデュースとは、一体どのようなことをするのか。

「依頼者さんにもよりますが、かき氷店を営業するためのすべてです。お店の立ち上げ、かき氷器や器、冷凍庫などの選び方、食材・氷の管理の仕方、イベントの進め方、かき氷の削り方、シロップの入れ方などなど。これらはオープン後、お店の方が全て習得したら必要なくなりますが、続けてメニュー開発を依頼される場合はそのままプロデュースは続きます。私の場合はグルメブロガーをやっていたので、インスタやSNSでの集客の仕方なども伝えています」

 最近のかき氷事情として、年中かき氷を提供するかき氷専門店が出てきていることが挙げられるそうだ。

「ひと昔前はかき氷専門店の冬はお客様が少なく、経営困難でやっていけませんでした。ここ最近は、冬もかき氷をたべるという習慣が根付きはじめ、冬でもやっていけるようになってきています。実は、かき氷は秋からがメインシーズンとも言えます。秋には芋、栗、なんきんといった魅力的な食材が豊富なうえに、お店が混んでいません。寒いのではと思われるかもしれませんが、かき氷専門店は暖房をガンガンにいれているので店内はいつも常夏です」

「おかず系」と呼ばれるかき氷も人気だ。野菜などの食材を使った斬新なかき氷のことで、ゆっきーさんが最近プロデュースした「京氷菓つらら」(京都市中京区)でも、おかず系の「焼きもろこしポタージュ」というメニューがある。とうもろこしのかき氷ではなく、とうもろこしポタージュのかき氷だという。クリームにみそ、シロップにしょうゆを使い、白ごまと合わせて食べる「白ごまさん」というかき氷も提供する。

焼きもろこしポタージュ
白ごまさん

 かき氷店は大行列ができる店も多い。

「最近では、人気のかき氷店は完全予約制が多くなっています。予約はネットやDM、予約開始日や席数、予約の仕方など各お店によってバラバラで、予約を開始して数秒で満席になるお店もあります。行きたいお店の予約方法などしっかり調べておいしいかき氷を楽しんでください」

ゆっきーさんが最近プロデュースした「京氷菓つらら」

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