自宅療養者とのコンタクト 「丁寧に対応している」 緊急事態宣言の延長で斎藤知事 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

自宅療養者とのコンタクト 「丁寧に対応している」 緊急事態宣言の延長で斎藤知事

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

この記事の動画を見る

 兵庫県の斎藤元彦知事は14日、ラジオ関西の生番組に出演し、9月30日まで延長となった緊急事態宣言について「新規感染者は減ってきてはいるが、病床使用率がまだまだ厳しい。県民のみなさんには申し訳ないが、さらにもうひと踏ん張りをお願いしたい」と呼びかけた。

朝の生番組に出演した兵庫県の斎藤元彦知事(14日、ラジオ関西)

 宣言の解除にあたっての重要指標である病床使用率は、12日現在、全体で61.4%、うち重症対応は51.4%と、いずれも「50%未満」を満たしていない。「医療がひっ迫している状況に変わりはない」と説明した。

 自宅療養に対して医療が届かないことへの不安が全国的に広がっていることについては、「兵庫県では一人ひとりに丁寧に向き合えるようにしている」と強調。「保健所、病院、宿泊療養のホテルの三つの現場がしっかりと機能することが大事。このため、保健所のマンパワーを増やし、業務を仕分けし、役割を分担して、自宅療養者とのコンタクトがしっかりできるようにしている。事態の急変にも対応できるようにしている」と説明した。

 高齢者に対するワクチン接種が進む中、30代以下の若年者の感染が6割を超えている。感染経路についても「家庭内感染」が71.4%と70%を超えた。「今後は若い人たちへのワクチン接種をどう進めるかがカギになってくる」とし、「これまではワクチン供給が十分でなかったために、高齢者を中心に接種を進めてきたが、国も供給を増やしてきている。若い人が受けやすい環境を整えるために、近く若い人たちの優先枠を設ける。副反応に関する誤った情報を払拭するために、メリットをしっかりPRしていきたい」と述べた。

LINEで送る

関連記事