ある日、「今の若者は動画を倍速で観ているって本当?」と、フリーアナウンサーの羽川英樹さん(68)に尋ねられました。筆者は、ミュージックビデオを観るときなど以外は、ほとんど2倍速で視聴しているのですが、そう答えると非常に驚かれていました。
みなさんは、YouTubeの動画やNetflixなどでドラマを観るときに、どのような速度で視聴されていますか? もしかしたら、「え? そんなことできるの?」と思われた方もいるかもしれません。
たとえばYouTubeの場合は動画の再生画面の設定で「再生速度」を「0.25倍・0.5倍速・0.75倍速・標準・1.25倍速・1.5倍速・1.75倍速・2倍速」と細かく決めることができ、ユーザーは、生活スタイルや動画の内容によって、その速度を使い分けています。
SNSのアンケート機能を使って、各世代に質問をしてみました。やはり若者の多くが再生速度を変えて視聴していることがわかりました。抜粋して回答を紹介します。
「息をつく暇もなく笑いたいのでお笑い系は2倍速で」(20代)
「集中力がもたないので10分越える動画は1.5倍速で」(20代)
「10〜20分の動画が多く長いから速度を上げて観ています」(10代)
「早く見終わりたいから、日本語でも字幕表示させて最大倍速で」(20代)
単純に考えると、2倍速で観たら、2倍の量の動画を楽しむことができます。多くの方は時間短縮のために再生速度を上げて視聴しているようです。
また、動画の内容によっては、速度を遅くして視聴している方もいました。
「ダンスを覚えるために0.75倍にする」(10代)
「心霊動画を0.5倍で。鮮明に幽霊が見られたりする」(20代)