【就活】「水処理で皆さんの役に立ちたい」と専攻分野外から挑戦も、熱意ゆえ面接でニッチな質問をしてしまい… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【就活】「水処理で皆さんの役に立ちたい」と専攻分野外から挑戦も、熱意ゆえ面接でニッチな質問をしてしまい…

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 社会人として活躍する先輩たちは、いったいどんな就職活動を経験し、今日に至るのか。先輩社会人ロールモデルが、ラジオ番組でその実体験を語った。

 ラジオ関西『就活応援番組 ネイビーズアフロのレディGO! HYOGO』8月20日の放送では、先輩社会人ロールモデルや就活中の学生をゲストに迎える「就活レディGO!」のコーナーに、株式会社神鋼環境ソリューションの井上直子さんと寺元大介さんが登場。番組パーソナリティーのネイビーズアフロ(みながわ、はじり)と津田明日香アナウンサー(ラジオ関西)を交えて、就活トークを展開した。

 1946年の発足から環境に関わる様々な事業を展開し、2003年に現在の社名となった株式会社神鋼環境ソリューション。水処理関連事業、廃棄物処理関連事業、化学・食品機械関連事業、技術開発関連などを行っている。「皆さんの生活を支えていくことから、新たなことにもチャレンジして、(環境や生活を)どんどんよくしていこうという事業。わかりやすいところでいうと、普段使う水道水を作っている浄水場の設計から建設、維持管理までを行っている」(寺元さん)。

 井上さんは、汚泥を処理する機械を設計する部署に所属。汚泥の中にある有機物をバイオガスにしてエネルギーを取り出したり、燃料に変えて石炭と同じようなエネルギー源として有効活用するにはどうすればいいか、再利用できるかなど、日々考えをめぐらせながら実行に移していく。

 主に計画設計という業務を担うなか、基本的にはデスクワークの井上さん。「下水処理場などから『機械が古くなったから新しいものを入れたい』と相談を受けた際に、新しい機械の導入や処理後のエネルギーについてなど提案をして受注につなげていく。その提案内容を考えている(のが自身の仕事)」。

 そんな井上さんが神鋼環境ソリューションを就職先として選んだのは、「水処理に携わることで皆さんの役に立てる、社会に貢献できるという気持ちが強かったから」。

 ただし、機械工学専攻だった大学・大学院時代は「どちらかといえばメーカーさん側のことをしていたと思う。構造解析や設備機器の細かい挙動計算など(の分野に取り組んでいた)」と、現職と直接結びついていたわけではない。

 就活中の面接では、「ホームページに記載のあった、ある機器の開発がしたい」と思いを伝えるも、そこがニッチな分野だったことから、面接官からさらに質問が繰り出される事態に「しどろもどろになっていた」。それでも熱意が買われ、今に至る。また、学生時代に取り組んだ経験から「相手側が何を考えているかがわかる」と、プラスに捉えている。

神鋼環境ソリューションの井上直子さん(右)と寺元大介さん

 出身も大学も兵庫県で、地元愛の強い井上さん。地元での就職も、自然の流れだったという。「兵庫県は非常に住みやすいところ。地元の企業は昔から知っているし、仕事でかかわることも多い。その企業の中を見せてもらったり、新たな一面を発見できるのも楽しい」。普段の趣味は海釣り。「特に専門はなく、今はサヨリ、タコ、キスとかだが、今年はあまり釣れないんです……(苦笑)」。海に面した地元で、水に関わる業務につくのも、何かの縁といえよう。


【『ネイビーズアフロのレディGO!HYOGO』番組公式Twitter】
【「ひょうごで働こう!マッチングサイト」】




【放送音声】『ネイビーズアフロのレディGO!HYOGO』2021年8月20日放送回より

 

 

 

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