兵庫県警・生田署(神戸市中央区)はJリーグ・ヴィッセル神戸とコラボレーションし、ヴィッセル所属の元日本代表MF山口蛍選手(30)が 警察官の制服姿で 「道路上でもフェアプレー、交通ルールを守りましょう」 と呼び掛け、 交通ルールの順守を訴える啓発動画を作成した。
9月21日から始まる秋の全国交通安全運動(~30日)で歩行者の安全確保や、飲酒運転の根絶などをPRする。 山口選手はワールドカップで過去2回(2014・2018年)、代表メンバーに選出されたヴィッセル神戸の顔。昨季リーグ戦全試合に出場して無警告・無退場を記録し、「フェアプレー個人賞」を受賞している。
兵庫県内では2021年1~8月、交通事故による死者が68人(確定値・前年同期比+10人)、負傷者は1万2840人(ー168人)、事故件数は1万862件(-117件)。新型コロナウイルスの影響で急激に交通量が減少した昨年(2020年)よりも交通量が増えている。人流の増加は交通量の増加にも影響し、密を避けるためにマイカーを使う傾向があるという。
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生田署はミナト神戸の玄関口・三宮にある兵庫県内最大規模の警察署。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛が続く中、市民が警察官と触れ合う機会が減ったことを受け、ほかにも「警察をより身近に感じてもらえるように」と自作した動画の配信を始め、市民と警察の糸を紡ぎ、平和の布を織るというメッセージを込めた「安心を紡ぐ」、JR三ノ宮駅北側(山側)に広がる歓楽街の交通安全対策に「サンキタ通りの交通規制が変わります!」、警察官と市民の心のふれあいを願い、巡回連絡やパトロールへの理解を求める「おしえておまわりさん」などのオリジナル動画を兵庫県警公式YouTubeチャンネルに公開している。