「2つの山口組」に異変 神戸山口組・中核「山健組」、対立する六代目山口組復帰へ

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 特定抗争指定暴力団「六代目山口組」と「神戸山口組」の分裂、対立抗争をめぐり、神戸山口組を離脱した中核組織「山健組」(神戸市中央区)が、六代目山口組へ合流する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材でわかった。

「山健組」本部事務所(神戸市中央区・特定抗争指定暴力団としての指定につき、現在は立ち入り禁止に)
「山健組」本部事務所(神戸市中央区・特定抗争指定暴力団としての指定につき、現在は立ち入り禁止に)

 山健組が16日、兵庫県加古川市内の施設で会合を開き合意したという。山口組分裂から6年が経過し、神戸山口組側にとっては大きな打撃となり、抗争の行方に大きな影響を与えるとみられ、警察当局がさらに警戒を強めている。

「六代目山口組」総本部(神戸市灘区・特定抗争指定暴力団としての指定につき、現在は立ち入り禁止に)
「六代目山口組」総本部(神戸市灘区・特定抗争指定暴力団としての指定につき、現在は立ち入り禁止に)

 山健組は、2015年8月に山口組が分裂して「2つの山口組」となった際、神戸山口組の中核組織となった。捜査関係者によると、高額の上納金をめぐる不満などから山健組組長(2019年8月に起きた神戸市内での抗争事件で殺人未遂罪などで起訴拘留中)自身が反発し、2020年7月に神戸山口組からの離脱を表明、 求心力の低下が一気に進んだという。

兵庫県警をはじめ警察当局が警戒を強める
兵庫県警をはじめ警察当局が警戒を強める

 分裂後、全国的に六代目山口組と神戸山口組との間で銃撃事件が相次いでいる。 警察庁によると、構成員は六代目山口組が約3800人、神戸山口組が約1200人だが、山健組の離脱で神戸山口組の勢力は約半数になる見通しで、このほかの組員も移籍、引退したとの情報もあり、実数はさらに少なくなるとみられる。

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