“ただのリスナー”37歳の普通のサラリーマンが「ラジオのフェス」を主催する理由 「夢はサマソニの規模で」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

“ただのリスナー”37歳の普通のサラリーマンが「ラジオのフェス」を主催する理由 「夢はサマソニの規模で」

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デザイン:Question No.6

 リスナーが選ぶこのユニークな賞には、複数の放送局でラジオパーソナリティーを担当する「パンサー」の向井慧が番組内で反応。それをきっかけに様々なラジオ番組でも取り上げられ、「爆笑問題」の太田光が『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で話題にするほどにまで広がりを見せた。

 岩井さんの取り組みはこれだけにとどまらない。『ラジオリスナーフェス』という人気ラジオパーソナリティーやラジオ好きタレント、ラジオ業界の関係者、そしてリスナーらが一堂に会するイベントを企画し、主催している。

「きっかけは、友人が主催した『アナログ』というイベントですね。ラジオをモチーフにした作品展で、名古屋まで見に行ったんです。それで、リスナーがこういうのを立ち上げることもできるんだ、と気づいて」

 また、同時期にラジオ局が主催する大型イベントにも足を運んだ岩井さん。その場で、ほかの番組を知る機会がもっとあったら良いのに、と感じたという。それをきっかけに、局の垣根を越えて、様々なパーソナリティーや裏方が出演する『ラジオリスナーフェス』を企画し、これまでに2度開催。多くのリスナーからの支持を集めている。

「『ラジオに関わっている人たちって、ラジオを盛り上げることにすごく協力してくれるんだな』って思いましたね。昨年、放送作家の藤井青銅さんや当時、オールナイトニッポンのチーフディレクターだった石井玄さん、『ウエストランド』さんらに出演いただいたんで、今でこそ『なんとなく実績のあるイベントなのかな』みたいな感じになっていると思うんです。でも、もともとはハガキ職人でもないただのリスナーが、イベントやりたいって依頼するところが始まりですから(笑)。それに『出よう』と思っていただけたのがすごいですよね。当然ですけど、『あぁ、みんなラジオが好きなんだな』と」

 最後に、岩井さんは大きな「夢」について語る。

「サマーソニックの規模でやることです(笑)。星野源さんがライブをやっていたり、声優さんのラジオドラマや作家講座のブースがあったり、いろんな局の物販があったり……。今は真裏で放送している、星野源さんと爆笑問題の対談があったりしても良いですよね。そんな規模になったら、リスナー以外も来るじゃないですか。そこまでいくのが夢ですね」

“ただのリスナー”がつくる、全国のラジオリスナーのためのイベント、『ラジオリスナーフェス2021』は、9月23日に開催予定。


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