突然の事態に混乱する日和を、内閣広報官の富士宮が守ります。
「取材はご遠慮ください! この方まだ一般人なので」
富士宮はテキパキと無駄のない動きで日和を車に誘導します。
「マスコミに狙われていますので、今後私たちが把握していない行動はつつしんでください」
携帯にGPSをつけられ、日常生活も徹底的に管理されることになりました。
日和は、ソウマグローバルの会長でもある母親やCEOの兄からも激しくハッパをかけられてヘロヘロになります。
帰宅すると、自宅の前に警備用のボックスが建てられていて警察官がいました。
「コラコラコラ、君!」
「僕は総理の夫です!」
一方の凛子は、毎日働きづめで今まで以上に多忙を極めています。
凛子に一目惚れして結婚した日和は、いまも妻を心底愛していて「微力ながら彼女の夢を全力で応援しよう」と気持ちを固めます。