日本海側では今年も9月に入って底引き網漁が解禁された。
昨年以上の漁獲量が期待されているのは「アカガレイ」だ。煮付け用の魚として一般的だが、塩焼きやから揚げ、バターで調理するムニエルなど、楽しみ方はいろいろ。アカガレイだけでなく、干物にするとうま味が増す「笹カレイ」「エテカレイ」や、身が透き通って雑味がない「ミズガレイ」など、カレイの種類も豊富だ。
そして「ハタハタ」は全国的には秋田産が知られているが、兵庫県の漁獲量も日本トップクラス。水産加工会社も多いため、兵庫はハタハタの一夜干しの巨大産地でもある。
神戸市須磨区にある産直市場「ナナ・ファーム須磨」の鮮魚コーナーには、兵庫県北部の津居山漁港(豊岡市)や浜坂漁港(美方郡新温泉町)からアカガレイやハタハタをはじめとする新鮮な魚が入荷されている。
ウロコがないため調理が簡単で、身離れも良く、食べやすいハタハタ。ナナ・ファームの鮮魚コーナーではハタハタを鮮魚や一夜干し以外に、南蛮漬けとして提供。淡路島の玉ねぎなどと一緒に特製の甘酢に漬けた「ハタハタの南蛮漬け」は人気商品だという。
■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨の公式サイトを参照