「コロナ禍の今だからこそ、地域に貢献を」大阪の老舗ホテルが打ち出した施策とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「コロナ禍の今だからこそ、地域に貢献を」大阪の老舗ホテルが打ち出した施策とは

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 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2021年9月20日放送回では、大阪の老舗シティホテル「ホテル プラザオーサカ」取締役・菅原真太郎さんがゲストとして登場。コロナ禍の今、同ホテルの取り組みについて話を聞いた。

「ホテル プラザオーサカ」取締役・菅原真太郎さん(「ホテル プラザオーサカ」公式ホームページより引用)

「ホテル プラザオーサカ」は1986年に創業。阪急十三駅すぐの場所にあり、部屋数はなんと653室もあるという大型ホテルだ。アクセスの良さや客室の多さはもちろん魅力だが、同ホテル一番の強みは「価格以上の価値を提供すること」だと菅原さんは話す。

「ホテル プラザオーサカ」(公式ホームページより引用)

「(近隣ホテルと比べ)リーズナブルな価格で宿泊できるのがプラザオーサカの特徴です。お客様は『安いホテルだからあまり期待できないかな?』と思うかもしれませんが、いざ来てみるとホスピタリティーが高い、そんなギャップを提供しようと常にスタッフには伝えています」(菅原さん)

 その“良いギャップ”でリピーターを増やしてきたという菅原さんだが、新型コロナウイルスの流行はやはり大きな打撃だったと振り返る。「コロナ前と今を比べると、売上は8割ほど落ちてしまって、厳しい状況が続いていました。コロナが流行りはじめた頃は、半年ほどで収束するだろうと先を見据えた経営をしていましたが、結局収束せず、今も先が読めず、事業計画を立てることが難しいですね」と現状を明かした。

 しかしコロナ禍の今だからこそ、地域に根付いたホテルとして取り組んでいることがあるそうだ。

「ホテルの近くに淀川の河川敷があるんですが、そこでプロ野球選手を呼んで子どもたちに野球教室を実施したり、チャリティーオークションを行いました。それから、8月にはこども食堂を開いて地元の子どもたちを無料で招待したり、大阪産の食材を使った料理を提供してテーブルマナー講習会をしたり……夏休み中、どこにも出かけられなかった子どもたちにとっての思い出になれば、あるいは自由研究のテーマにしてもらえれば、という思いがありました」

 厳しい状況が続く今だからこそ、積極的に地域貢献を行い、地域になくてはならないホテルでありたい。その思いを胸に、菅原さんは前を向いていた。

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