時には談笑しながら、時には黙々と、出来上がりの味を想像しながらブドウを摘み取っていく。2時間ほどの作業でおよそ400キロが収穫された。
またこの日の様子は、参加できないサポーターにライブ配信された。
神戸ワイナリーの源田英生さんによると、750ミリリットル・1本のワインを作るには1キロのブドウが必要。プロジェクトでは他の畑で栽培しているブドウと合わせ、600本を生産する。
収穫したばかりのブドウは熱を持っているので、2〜3日、クールダウンした後、果汁を絞って醸造の工程へ。黒いブドウの皮を使わず、果汁だけを使用することで白ワインとして仕込む。
カベルネソーヴィニヨンは色素が強いため、色をつけないことがかなり難しいが、あえて色をつけず、白ワインの色調である「淡く輝くイエロー」を目指す。が、どんな色になるのかは「出来上がってみないとわからない」。
ステンレスタンクと樽熟成の2種類、300本ずつが2022年6月ごろに完成予定。
これからの作業は醸造家さん任せになるが、サポーターにはワイン造りの様子が報告される他、ネーミングやラベルデザインの投票にも参加できるという。