「なので」←正しく使えていますか? アナウンサーは誤用して強烈な後悔 「とうとう言ってしまった…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「なので」←正しく使えていますか? アナウンサーは誤用して強烈な後悔 「とうとう言ってしまった…」

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 私、とうとう使ってしまいました。「なので」という言葉。初体験でした。

 番組前のスタッフとの会話のなかで言ってしまったのです。その瞬間、「あー、言ってしまった……」と後悔しました。

 なぜ、後悔したのか。今や老若男女が使うこの言葉、実は本来は誤った使い方です。

「なので」という言葉は、原則として単独では文頭には来ません。辞書を引いてみました。三省堂の新明解国語辞典を開きますと……、

(1)「助動詞『だ』の連体形または形容動詞の連体形 語尾『な』に、原因・理由を表す 『ので』の付いたもの」 ……だから。……であるので。

(2)(接)前に述べたことと、それを原因・理由として導かれる帰結とを結びつけることを表す。[口頭語的表現]「外で食事を済ませてきた。-今は何も欲しくない」 ……とありました。

 難しい解説ですが、簡単にいえば、「○○(の理由)があるので、○○だ。」というものです。

 つまり、「なので」だけなら、何が「なので」なのかの説明が必要になります。ただ、新明解には今流行りの使い方も2番目に紹介されています。

 一方、岩波書店の広辞苑の付録の接続詞の説明文に、興味深い記載がありました。少し長いですが引用します。

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