「38~40℃のお湯に10分ほど浸かることで、体の活動性を下げて回復モードになる“副交感神経”が優位になります。逆に、42℃や43℃といった熱めのお湯に浸かると、体の活動性を上げる“交感神経”が優位になるので注意してください」と話す福田さん。
さらに、眠りのメカニズムとして「人は深部体温(体内の温度)が下がったとき、深い眠りに入る」のだという。40℃のお湯に10分浸かると約60~90分後に深部体温が下がり、深い睡眠状態になるため、入浴は睡眠の60~90分前に済ませるのがベストだろう。
◆睡眠にまつわるグッズ活用もおすすめ!
質の良い睡眠を得るためには、朝食や入浴といった“習慣”だけでなく、眠るときの“環境”も重要だ。福田さんによると「ブルーライトを長時間浴びているとメラトニンが減少し、眠くならない状態になるので、夜はなるべく暖色系の照明をつけたり、あるいは間接照明を使用したりしてみてください。その他、疲労回復に適した『リカバリーパジャマ』を着て眠るのもおすすめです。これは、パジャマの繊維に天然鉱石がコーティングされていて、遠赤外線で副交感神経に作用するというもの。このようにアイテムを活用して眠りの環境を整えることも大事です」。
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今回紹介したポイントは、どれもすぐに取り入れやすいものばかり。より良い睡眠を得て疲労回復につなげるためにも、さっそく試してみてはいかがだろうか。
※ラジオ関西『PUSH!』2021年9月15日放送回より