美しいデザインの宝庫と言われる北欧の国・フィンランド。その歩みをテキスタイルやガラス工芸を中心に紹介する特別展「ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル-」が、兵庫県丹波篠山市の兵庫陶芸美術館で開かれている。2021年11月28日(日)まで。
フィンランドは1917年にロシアから独立したあと、1930年代から70年代にかけて、今も広く知られるデザイナー・建築家・アーティストたちによって優れたデザインを取り入れた近代的な社会を確立していった。そのインスピレーションの源はフィンランドの豊かな自然と考えられている。
建国100周年を記念して2017年にヘルシンキ市立美術館で開催された「Modern Life!」という展覧会をベースにした今回の特別展は、「フィンランドデザイン展」の決定版と位置づけ、「ザ・フィンランドデザイン展」とのタイトルになった。
フィンレイソン社やマリメッコ社などのテキスタイルやアルヴァ・アアルトやカイ・フランクといった巨匠たちのガラス工芸や陶磁器、家具などおよそ250点と関連資料80点が並ぶ。自然とともに生きるフィンランドの人々のライフスタイルを紹介しているが、日本でもおなじみのデザインも多く、日本での暮らしのアイデアも見つかりそうだ。
◆ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル-
会期 2021年9月11日(土)~11月28日(日)
会場 兵庫陶芸美術館(丹波篠山市今田町上立杭4)
休館日 月曜