清酒発祥の地・伊丹と日本最大の酒造地帯・灘五郷 「歴パ!ひょうご地域遺産バトンリレー」(9) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

清酒発祥の地・伊丹と日本最大の酒造地帯・灘五郷 「歴パ!ひょうご地域遺産バトンリレー」(9)

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 貴重な木製製品も多く展示されている。酒造りの道具には「さる」「きつね」「かえる」などと動物の名前が付いたものが多い。かつて義務教育制度のない時代には、まだ若い子どもたちが蔵で働き始めることも多かったようで、親しみが湧いて覚えやすいように動物の名前で呼んでいたといわれている。ちなみに「きつね」と呼ばれる桶は中身を他の容器に移す際に、縁に「コン」と当ててしずくを切ってから運んだからという説や、片側がとがっていて狐の顔のようだからという説がある。

もろみなどの運搬に使われた「狐桶」
作業用の足場板「蛙」

 そもそもこの地で酒造りが盛んとなったのは、六甲おろしが吹くことで乾燥し、雑菌を抑えることができたことが挙げられる。また、日本名水百選のひとつである「灘の宮水」を使っており、これは軟水の多い日本では珍しく、硬度が高いのが特長。さらに酒造りに悪影響を与える鉄分が少なく、リンやカリウムなどの有効成分を適度に含んでいるため酵母の発酵を促進してくれる。

 上方から江戸へ酒を運んだ「樽廻船」や「菱垣廻船」、北海道をはじめ日本海沿岸地域との商業活動に活躍した「北前千石船」などの和船の模型も見学でき、酒の質を左右する麹造りに使われた部屋「麹室」も見学できる。沢の鶴資料館に足を運べば、日本酒の奥深さを肌で感じられる。併設している「沢の鶴ミュージアムショップ」では、沢の鶴のレアな商品をはじめ、日本酒に関連した品々を購入することができる。

上方から江戸へ酒を運んだ「樽廻船」
麹造りに使われた部屋「麹室」
併設している「沢の鶴ミュージアムショップ」

■沢の鶴資料館
兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29番1号
電話 078-882-7788
営業時間 10:00~16:00
休館日 水曜、盆休み、年末年始
【公式HP】



【兵庫県公式観光サイトHYOGO!ナビ】
【文化庁日本遺産ポータルサイト】

「歴パ!ひょうご地域遺産バトンリレー」アーカイブ記事


◆『歴パ!ひょうごの地域遺産バトンリレー』 2021年10月9日放送分

 

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歴パ!ひょうごの地域遺産バトンリレー | ラジオ関西 | 2021/10/09/土 18:40-18:50

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