サッカー監督「ゴール前にバスを置く」←どういう意味? 元Jリーガーが解説 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

サッカー監督「ゴール前にバスを置く」←どういう意味? 元Jリーガーが解説

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【赤﨑】 では、『バスを置く』って何ですか?

【近藤】 バスって、でかいし、ドーンとしてるじゃん。あの大きなバスをゴール前に置くように、守備に人数をかけるということ。

【赤﨑】 ゴール前を固めるということですか?

【近藤】 そういうこと! バスって、ゴール(マウス)くらいの大きさがあるじゃん。「『バスを置いて』ガチガチ固めますよ、じゃなきゃ無理だよね、勝てないよね」という戦術。(北野監督は)「INAC相手に『バスを置いて』もなかなか難しいよね、バスの窓くらいからシュートを打たれるよね」という感覚だったと思うよ、たぶん。合ってるよね……(笑)。

近藤岳登「これでも元Jリーガーですよ! そりゃ“サッカー用語”もいろいろと勉強してますよ!」

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 ちなみに、「ゴール前にバスを置く」という表現は、世界的名将の1人、ジョゼ・モウリーニョ氏(現、ASローマ監督)がチェルシーを率いていた時期に使って、それが広まったといわれている。近藤もいうように、自軍ゴール前に人数をかけて守備することのたとえとして、サッカー中継や監督コメントなどでも耳にする言葉だ。

 Jリーグでの采配経験も豊富で、近藤いわく「戦略家」の一面を持つ、N相模原の北野監督。昨シーズンから女子サッカー界で指揮をとり、それまで勝てなかった日テレ・東京ヴェルディベレーザから勝利するなど、着実に実績を残している。今季もここまでWEリーグで3番目に少ない失点数(3失点)。開幕前の合同記者会見では、開幕戦のマイナビ仙台レディース戦の意気込みを問われた際、「ゴール前に大型バスを置いて守っていきます」とユーモアを交えて抱負を述べ、この言葉通り、相手を無失点に抑えている。

 今回の試合では、INAC神戸が前半だけで17本、計22本のシュートで攻め立てる展開に。それでも、N相模原は、大黒柱のDF松原有沙選手をケガで欠いたなか、GK久野吹雪選手を中心とするチーム全体の堅守で1失点にしのぎ、終盤にはあわやというシーンで、首位チームをおびやかした。

前半から攻勢をかけたINAC神戸だが、N相模原の粘り強い守りに苦戦した(©INAC神戸レオネッサ)
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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2021/10/18/月 18:30-19:00

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