「昨日(試合前日)、(横浜F・)マリノスと(北海道コンサドーレ)札幌のゲームを見ていて、夜中に札幌の人とちょっと話をして、その90分間の使い方のところを話したのですが……。INACさんなので、ボールは持たれるけど、なるべく持たせないようにしようというのが、今日のゲームプランでした。本来ならば0-0で持ちこたえて、後半4-4-2の形にして、4-4-2のハイプレッシャーをかけようとしたんですが、先に得点を取られてしまったので、仕掛けが遅れちゃったなと。……まあ、そんなもんです」
カマタマーレ讃岐などを率いていたJリーグ時代でもよく耳にした、「北野節」。この試合後の会見でも、その一面を垣間見ることができた。
INAC神戸の星川監督も、時に会見でイングランド・プレミアリーグの試合を持ち出しながら内容を振り返るなど、戦術、戦略への造詣の深さを感じさせる指揮官の1人。女子サッカー・WEリーグのなかで行われている、監督や選手による興味深い言葉のやりとりは、今後も新たな楽しみの1つになるのかもしれない。