「置いてっちゃうからね!」「勝手にしなさい!」を子どもに言ってはダメな理由 カリスマ保育士・てぃ先生の子育て術 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「置いてっちゃうからね!」「勝手にしなさい!」を子どもに言ってはダメな理由 カリスマ保育士・てぃ先生の子育て術

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「ダブルバインド」が発生しやすい環境は、何か良いことをした時だけ褒められる・認められるといった条件付きの愛情表現。「何か特別なことがなくたって、あなたのことが大好きだよ」という無条件の愛情を伝えてあげることが、安心感につながります。「大好きな〇〇ちゃん、おはよう」「ママの大事な〇〇ちゃん、おやすみ」というように、子どもの名前を呼ぶ時に、「大好きな」「大事な」と付けるだけでも効果があるそうです。

(2)子どもに選択肢を持たせてあげること

大人からの一方的な命令は、子どもが拒絶しやすくなります。お片付けをする時には、「こっちのおもちゃと、あっちのおもちゃ、どっちから片付けようか?」と選択肢を持たせてあげれば、一方的に「片付けなさい!」と命令するよりも、はるかにお片付けに取り組みやすくなります。

(3)子どもにあらかじめ見通しを持ってもらうこと

大人に予定があるように、子どもにも予定があります。「このあと、車を出して遊ぼう」「これが完成したら、ママに見てもらうんだ」といった、心の内にある目には見えない予定です。それが突然、「はい、おしまい!」「もう帰るよ」と言われてしまうと嫌になってしまいます。「毎回、同じことを言っているんだから、わかるはず」ではなく、毎回、あらかじめ「これをしたら、次はこうだよ」と伝えておくことが大切。そうすることで、子どもが先の見通しを持って心づもりをしておくことができます。

 てぃ先生のYouTube動画では他にも、子どもに感情的に怒ってしまった時の対処法や、子どもが納得してくれる言葉かけの方法など、子どもとの円滑なコミュニケーションの取り方を多く紹介しています。

 子どもの行動に対して強く叱る必要性やシーンはないのか、てぃ先生ご自身は感情的になってしまう時はないのか、てぃ先生に聞きます。

YouTubeチャンネルの47万人登録者数、関東の保育園に勤める保育士・てぃ先生

「子どもを子どもとして見るのではなく、一人の人間として見てあげてほしいんです。例えば大人が大人に対して、何かお願いをする時や、自分の予定に付き合ってもらう時に、『~しろ!』なんて絶対に怒鳴らないですよね。『飲み物、買ってきてくれませんか?』『~に付いてきてくれない?』と、丁寧に頼み事を伝えますよね。

なのに、それが子どもになった途端に、子どもは言うことを聞いて当たり前、話を聞いて当たり前、大人に言われた通りにするべき、という見方があるから、子どもに伝えたことが上手くいかなかった時にイライラしてしまうと思うんです。大人が子どもを一人の人間として捉えていないからこそ、自分の言うことを聞くはずだという思い込みになり、イライラするわけですよね。子どもだからこういう言い方をしてもいい、ではなく、まず人と人が関わりを持つ中で、どうしたら相手がお話を聞いてくれるのかな、という風に考えたら良いと思います。

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