子どもを一人の人間として捉えたら、まだおしゃべりがそんなに上手じゃない成長中の人間、という見方ができますよね。例えば、周りにまだ日本語がそれほど堪能じゃない外国人の方がいたとします。その方に対して、子どもに言うように『だからこうじゃないか!』なんて怒鳴らないですよね。どう言ったら伝わりやすいかな、どう表現したら相手が動きやすくなるかな、ということを恐らく考えるはずです。なのに、相手が自分の子どもになった途端、子どもを子どもとして見てしまうから、その観点が抜けて、怒鳴れば言うことを聞く、無理やり急かせば良い、みたいな感じになってしまうのだと思います」
てぃ先生からお母さん方や保育士に向けたメッセージが、YouTube動画の説明文に書かれています。
「何よりも『そもそもそれができる心の余裕を持てるか』が重要なポイントですので、お子さんのことと同じくらい、ご自身の幸せを大切にしてほしいと願っています。綺麗事、耳ざわりが良い言葉に聞こえるかもしませんが、皆さんがお子さんを大事に想っているのと同様に、僕は皆さんの子育てや保育を大事に、そしてそれがより良いものになったら嬉しいと思います。上手くいかない方法や情報をアップしてしまうこともあるかもしれませんが、ほんの少しでも皆さんの子育てや保育のお役に立てれば幸いです。心の底から応援しています」
(取材・文=ししまる555)