テレビショッピングなどの広告代理業を中心に、映像制作やロジスティック事業も手掛けている東京の会社が、新たな挑戦を行っている。
東京都世田谷区で2018年に設立された株式会社フォーティフォー(forty-four)。同社代表取締役の獅子内善雄さんいわく、本業では「基本的にはBtoBで、化粧品や健康食品、美容雑貨を販売している企業に対して、テレビショッピングの販売を応援するのが私たちの仕事。テレビショッピングを作って放送枠を買って(番組を)流して、コールセンターで注文を受けるところまでを請け負う」。
そんな同社は、“販売サポートをする側”から“販売する側”として、ある商品を生み出した。その名も、糖質を45パーセントカットするという炊飯器『LOCABO(ロカボ)』。「いろんな人がYouTubeをしていて、中でも商品をPRしている動画が刺激になりました。コロナ禍の影響で売れる物にも変化がありました。『自分でも何かできないかな?』と思ったのがきっかけです」。炊飯器を選んだ理由は「自分が糖質制限ダイエットをしていた頃、パパ友に糖質カット炊飯器を教えてもらって、『面白いな』『自分も作りたいな』と思ったから」と、即断即決だったようだ。
一方、社長を務める株式会社フォーティフォーは、現在4期目に突入。獅子内さんは、社員を思う気持ちを企業のロゴにも託している。「44(forty-four)という数字を背中合わせにして、家のようなロゴにしているんです。実家のような存在として、社員が(会社に)集まって、やがて飛び立っていって、そしてその先でまたつながりを持つ。そんな会社にしたいと考えて、このロゴにしました」と、エピソードを明かした。
そして、経営するうえで何を大切にしているのか、獅子内さんは「人を大切に、楽しく働く、ということを大事にしています」とコメント。その真意について、「会社のルールをキツくしたり、守らなかったことに対して罰則を設けると動きにくいじゃないですか。僕自身、人にあれこれ言われるのが苦手で独立したので……(笑)。だから、ルールの厳しい会社にしたくないなと。縛られすぎず楽しく働いていると、自然と人も大切にできると思います。今後も楽しく働くことをモットーに、新しい商品やサービスを生み出したいですね」と述べ、会社の雰囲気づくりを重視していた。
※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2021年10月25日放送回より