今年9月、発売初月に目標の300パーセントの売り上げを記録したケンミン食品(本社:兵庫県神戸市)の「冷凍ビーフン自動販売機」。11月1日に第2弾が登場した。今度は兵庫県丹波篠山市にある同社の工場前で販売をスタート。丹波篠山の秋の味覚「黒枝豆」も併せて購入できる。
ケンミン食品は、9月、ビーフンメーカー初となる冷凍ビーフンの自動販売機を神戸本社前(神戸市中央区)に設置した。レンジ加熱だけで簡単に食べられて、24時間いつでも非対面で手軽に購入できると好評を呼び、設置から1か月で目標の3倍となる約230万円を売り上げた。
このたび第2弾として設置されたのは、同社の篠山工場前(丹波篠山市)。
実は冷凍ビーフンは、創業以来40年以上稼働を続ける篠山工場で作られているものの、個人宅配や共同購入でしか販売されておらず、一般的なスーパーでは入手が難しい。そこで、工場のある地元の人にも日常的に食べてもらいたいと、簡単に購入できる環境を整えた。
価格設定も特別にした。工場隣接で物流費が掛からないことから、神戸本社前と比較して20パーセント引き。「焼ビーフン」は、神戸本社前で2食入り500円のところ、篠山工場前では400円となっている。
さらに篠山工場前では、丹波篠山市を代表する特産品として「冷凍 丹波黒枝豆」も扱う。黒豆になる前のさやを“枝豆”として収穫したもの。一般的な枝豆よりも粒が大きく、強い甘さ、独特のコク、深い旨みが特徴。ケンミン食品では、黒豆卸最大手「小田垣商店」(丹波篠山市)の契約農家が育てた選りすぐりの最高級品を、市内の工場で丁寧に選別、ボイルし瞬間冷凍。秋のみならず年中楽しめるようにした。