淡路島にたたずむ、明治初期に建設された石造りの洋式灯台「江埼(えさき)灯台」(兵庫県淡路市野島江崎)。
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白亜で背の低いフォルムが愛らしく、周辺は瀬戸内海国立公園に指定、灯台の中や機器などが公開され、灯台のレンズがある部屋からは明石海峡を一望することができ、素晴らしい眺望。経済産業大臣から近代化産業遺産として認定を受けている。
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江埼灯台は今年(2021年)初点灯から150年を迎えた。そこで神戸海上保安部が 江埼灯台の長い歴史の道のりを後世に残したいとの思いで、 去年、古き良き時代のの江埼灯台の写真の提供を募集したところ、47点が寄せられた。折しものコロナ禍で11月の「灯台の日」に合わせた一般公開は2年連続中止に。そこで江碕灯台にとっての記念イヤーに、神戸海上保安部のホームページでこれらの貴重な写真を掲載することになった(当初11月30日までだったが、江埼灯台重要文化財指定により、当面の間公開されることになった)。
※なお、本記事中の写真は、提供者本人の承諾と神戸海上保安部の許可を得て掲載しています。
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貴重な写真を提供したのは、地元・兵庫県淡路市や洲本市をはじめ、神戸市、松山市(愛媛)、横浜市、西東京市の90代~50代の8人。知名度が高くなく、観光で訪れる機会の少ない地方の灯台で、これだけの写真が集まるのは極めて珍しく、企画した神戸海上保安部は「大切な写真を皆様わざわざアルバムから外して送付してくださった、その気持ちが嬉しい」と感謝しきりだ。
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1995年の阪神・淡路大震災では外壁にひびが入るなどしたが修繕するなどして建造当時の姿を維持させているが、時代とともに周辺の風景も変わったという。いまは灯台ファンが写真投稿アプリ「インスタグラム」にその風景を投稿することはあっても、 意外に創建時から昭和50年代までの写真が残されていなかった。
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