終点「若桜」には郡家からは約30分、鳥取からの直通は約55分で到着です。駅舎は昨年、古き良さを生かしつつリニューアルされました。エキナカの「わかさカフェ retro」では、鳥取産の豚の生姜焼き風ハンバーガーが大人気です。
そしてお宝いっぱいの駅構内は300円で見学可能。機関車の方向を変えるための転車台は人力で回転させます。なつかしい給水塔の横にはC12蒸気機関車。この167号機は終戦直後までこの若桜線を走っていたものです。そして現在は月1回のSL運転体験も人気イベントになっています。
江戸時代に宿場町として栄えた若桜町。駅から1本入ったところには20軒が連なる蔵通りがひろがります。秋の景色の中、街をゆっくり散策するのもおすすめです。
ちなみに若桜鉄道で郡家~若桜間を往復すると運賃は880円ですが、「1日フリー乗車券」なら760円とお得です。この秋、木々が色づくのどかな風景とともに、昭和の鉄道遺産にふれるローカル列車旅はいかがでしょうか。(羽川英樹)
※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2021年11月4日放送回より
【若桜鉄道 公式HP】
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