医師免許がないのに新型コロナウイルス感染症のPCR検査をしたなどとして、兵庫県警は10日までに、医師法違反(無資格医業)容疑で、兵庫県明石市で診療所を経営する鍼灸師の男(32)を逮捕した。「コロナ禍で、少しでも貢献したかった」と容疑を認めているという。
男は2021年1月と3月、当時経営していた診療所で、 医師の資格を持っていないにもかかわらず、「発熱している」などとして来院した10~50代の男女3人の鼻に綿棒を入れて検体を採取するなどして、 PCR検査をした疑いで10月21日に逮捕。
さらに2020年9月と2021年2月、薬の処方箋を作成し、大阪府内に住む知人男性2人に郵送して交付した疑いで再逮捕され「頼まれて断り切れなかった」と容疑を認めているという。いずれも健康被害などは確認されていない。