付箋を使っているとき、くるんと反り返ってしまって使いづらくなってしまうことはありませんか? その解決法について、付箋を販売している文具メーカー・サンスター文具(東京都台東区)に聞いてみました。
少し話は逸れますが、“象がふんでもこわれない”というキャッチコピーを聞いたことがある人も多いと思います。1965年に発売された「アーム筆入」という筆箱のテレビCMで流れていた言葉ですが、このアーム筆入を販売しているのは何を隠そうサンスター文具なんです。会社の公式YouTubeチャンネルから当時のCMを見ることができますが、現在も「NEW アーム筆入」として販売しているロングセラー商品です。
そんなサンスター文具で広報を担当する方に、上手な付箋のはがし方があるのか聞いてみました。「はがした付箋を象に踏んで押さえつけてもらう」といった答えが返ってきたらどうしよう……というこちらの心配は杞憂に終わり(笑)、「商品によって違う部分はあるが、反りにくくする方法がある」とのこと。その方法とは……、糊付け面を上に置いたときにそのまま上にめくるのではなく、横にはがしていくようにするだけ!
付箋には、PET素材と紙素材が使用されているものが多いそうですが、手で引っ張ったとき、PET素材の部分は反り返りづらいのに対し、紙素材の部分は反り返りやすい。このため、紙素材の部分になるべく力が加わらないよう、糊付け面を横にはがしていくのがいい、ということです! 実際にやってみると、確かに付箋が反り返りづらくなりました。手元に付箋がある人は、今すぐ試してみてください!
サンスター文具は、たくさんの種類の付箋を販売しています。様々なアイデアが詰まっていますので、せっかくですからいくつか紹介しましょう。
◆「マルするふせん ご捺印1」
ハンコを押してほしいところがすぐわかる付箋。銀行員や公務員など、ハンコを押すことが多い職業の人にぴったり。