オリックスOB藤井康雄氏、後輩たちの健闘称える「来年以降も楽しみ」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

オリックスOB藤井康雄氏、後輩たちの健闘称える「来年以降も楽しみ」

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 オリックスOBであり、日本一に輝いた1996年のときには主軸の1人として活躍し、選手会長も務めていた藤井康雄氏(来シーズンから阪神1・2軍巡回打撃コーチに就任)が、ラジオ関西の番組『PUSH!』(11月30日放送回)に出演。接戦となった日本シリーズを振り返るとともに、後輩たちの健闘を称えた。

藤井康雄氏(写真:ラジオ関西)

 ラジオ出演では開口一番、「すごい試合でしたね。毎試合、目が離せない、見入ってしまうような試合で、オリックスファン、ヤクルトファンのみならず、野球ファンみんなが楽しめた試合だったんじゃないかなと思います」と、今季の日本シリーズについて振り返った、藤井氏。

 古巣のオリックスは、2勝3敗で神戸に戻ってくることができたものの、第6戦では延長戦で力尽き、25年ぶりの日本一はならなかった。「神戸に帰ってこられたというところでは、もう1試合見たかった気はします」と率直な思いも吐露した藤井氏。それでも、「若い選手が、経験も、シーズン中の実績がないにもかかわらず、日本シリーズで素晴らしいピッチングをしていました」と両チームの投手陣を絶賛。「オリックスも、『ここで山崎颯一郎がくるか!』ということも思いましたし」と、中嶋聡監督の思い切った采配に応えていた若手投手陣を評価していた。

 その中嶋監督は、同期入団の間柄(藤井氏は社会人、中嶋氏は高卒での入団)。「こんな素晴らしい監督になるとはね……現役時代を知っているだけに」と笑みを浮かべつつ、「現役含めて、いろんな球団に行って、いろんな監督の下でやってきて、コーチとしての経験も長かった。いろんな経験を積んで、いまの監督(としての姿)があるのかなと思います」と、着実に歩みを進めた元同僚に、藤井氏は一目を置く。

 今季のチームは、指揮官が二軍監督時代から見ていた選手たちが大半。そんな若手を思い切って起用する大胆な采配も特長的だった中嶋監督。「彼のなかではセオリーなのかもわからないが、我々が思っているセオリーとは違ったり……。でも、それだけ選手を信頼できるものをちゃんと持っているというのもあると思います」「若手を信じて起用したというところ、そこが一番大きかったかなと。年齢的にはいっているが杉本(裕太郎)や、(若手の)紅林(弘太郎)、太田(椋)、宮城(大弥)や山崎颯一郎らとかもそう」と、育成の重要性を実感しているという。

 来シーズンのリーグ連覇、そして、26年ぶりの日本一に期待がかかるオリックス。「まずは若手が育ってきた、自信をつけてきたという部分では、来年以降も楽しみですね。今年以上に育ってくれれば優勝というところは近いかなと思います。育成から主力選手に育っていくというチーム作りでいけば、強いチームはできますよね」と、藤井氏も期待を寄せる。

 そのうえで、「(現役)当時のオリックスもそうでしたし、ソフトバンクでコーチをしているときもそうでしたが、自分のチームで若い選手がどんどん育って、そのチームの顔になっていくという部分では似ていると思うので。外国人について、当たるか当たらないかはわからないところもありますが、日本人でクリーンアップを組めるというのが理想。今年は3番吉田正尚、4番杉本という打順を組めたのが大きかったのかなと思います」と、投打ともに今後もたたき上げの選手の活躍をキーポイントに挙げていた。

ラジオ関西『PUSH!』より。左が藤井康雄氏(写真:ラジオ関西) ※撮影時にマスクを外して対応
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PUSH! | ラジオ関西 | 2021/11/30/火 15:00-16:00

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